「断捨離」という言葉も定着して当たり前となった今日この頃。
お掃除、お片付けが大の苦手な私。
そんな私が徐々に断捨離に興味を持てるようになるには、長い道のりがありました。
だいたい、モノが散らかってるのを元通りに片付けるのって「めんどくさい」ことだったんですよね。めんどくさいことは、したくない。
これは人間だから、仕方のないことだと感じます。
でも、散らかっているお部屋にいると、いろんなモノが目に入って、気も散ります。
余計なモノが見えると、それにまつわる過去の記憶などが思い浮かび、気持ちがザワザワすることも。
それが当たり前だと勘違いしていた私は、ずいぶんと無駄な思考に時間を費やしてきました。
家族が持ち込んだモノを目にしては、心の中で「あんなもの要らないのに…」と文句を言っていることもあります。
子どもも片付けをしないことが多く、勉強机には必要のないモノが山積みになっていることもしょっちゅう。
お部屋の状態は、「自分の心の状態」を表します。
本当に、これは真実です…。
私はメイクやおしゃれが大好きで、外出するときはとてもキレイにしてお出かけします。
お仕事も、遊びでもきちんと身なりを整えて出ることに全力を尽くすタイプです。
なので、「いつもきちんとしてる」→「おうちもキレイ」という発想をされやすいのですが…
実際はそうではなくて、不要なモノに囲まれて生活している私。
「格好ばっかり良くしていても、家の中がぐちゃぐちゃじゃ、失格だよね…」
そんな悩みをずっと持ち続けて生活してきました。
毎日モヤモヤを抱えていると、ネガティブ思考が溜まり、ちょっとしたことで自分の機嫌が悪くなったりするものです。
「これじゃいかんだろ…」
日頃の考えを「お掃除する」「お片付けする」モードに切り替えていくことが私には必要不可欠なことだとわかったのです。
できることなら、思い立ってすぐに取りかかる!
それが一番効率がいいし、運気の流れも良くなるはずです。
でも、それができない私でも「断捨離」にチャレンジしていくことは絶対にやりたいこと。
このように「したい」けど「できない」方ってたくさんいると思うんです。
だから、小さな行動から積み重ねていく「コツコツ断捨離」の秘訣をご紹介します。
一緒にお片付けをして、心晴れやかに心地いい空間を作っていきましょう!
「断捨離」を難しく考えないコツ3選
「断捨離」への難しいイメージを捨てること
断捨離=完璧に片付けること
このように考えてしまっていませんか?
私は完璧に片付けないと断捨離の意味がない、と思い込んでいました。
「完璧にしないといけない」
この考え方って、本当に苦しくなってしまうものなんです。
完璧ってできないですよね。
そんな苦しい思いをすることからは逃げたくなるのが人間です。
だから、私は片付けが嫌いだし苦手だったんだ。
過去の思い込みから断捨離への難しさを感じて、それをしたくなかったんですね。
そんな大きな障害物のように感じてしまうと、モノをひとつ手放すことすら大事件のように感じてしまうのです。
まずは、テーブルや机の上のティッシュや書類など、普段からよくあるモノをゴミ箱に移動させる習慣から始めましょう。
そんな簡単なこと?
そうです、そんな簡単だからやってみる。
モノが手放せない人は、「どうでもいいもの」に対しても「もったいない」という気持ちが無意識にはたらいて捨てることができない可能性もあるのです。
だからこそ、あえて簡単な作業から「断捨離」の習慣をコツコツと身に着けていくと良いのです。
まずは、無意識の「もったいない」を手放す術を心がけましょう。
「断捨離」は新鮮な空気を呼び込む行動と解釈する
モノを溜め込む性質のある人は、他人から「これ、要らない?」と聞かれたらどんな反応をするでしょうか?
「いるいる!ほしい!」
どんなものでも手に入れようとすることが多いですね。
これでは、おうちの中がモノで溢れかえってしまうでしょう。
そして、モノを大切にするあまり、断捨離と真逆のことをしてしまっているようなら早めに気づきましょう。
モノを抱え込むことは、おうちの空気を澱ませてしまいます。
動きのない場所には停滞した空気が溜まっているので、早く解放してあげることがとても大切。
「これは思い出だから捨てられない」
と執着心を持っている人もいるでしょう。
でも、それは持っていても今の自分に生かせるものではないかもしれません。
そういったモノも、勇気を出して手放してみる。
そうすると、過去の記憶に執着していた心が軽くなるでしょう。
新たなチャレンジをしてみたくなったり、素敵なモノと巡り合うこともあるかもしれません。
ずっと使わずにしまってあるものに対しても、「ほったらかしにして、ごめんね」と気持ちを向けられるようになるって素敵なことだと思いませんか?
「捨てる」という言葉が少し乱暴な意味合いに感じる人は、目線を変えて「手放す」と切り替えてみましょう。
そうすると「断捨離」は新たな空気を呼び込む行動と感じることができて、取り組んでみたくなるのではないでしょうか。
日々のゴミ捨ての取り組み方を見直す
日常生活の上で、毎週やってくる「ゴミ出しの日」。
特に「燃えるゴミ」の日は断捨離を進めていくために、とっても大切なチャンスの日です。
皆さんはどのようにしてこの日のためにゴミ袋を用意されているでしょうか?
私は環境のためになるべくゴミはコンパクトに、少なくしよう、という意識で生活してきました。
確かに、ゴミを減らす努力って大事ですよね。
しかし!今取り組もうとしている「断捨離」にとって、この意識は封印してもらった方がよいかもしれません。
決して、ゴミを増やそうとして提案しているのではないことをご了承いただきたいのですが…
あえておすすめさせてもらいますね。
断捨離に向けて、自然と心がけてしまう方法をお伝えします。
ゴミ出しの日が近づくと、ゴミ袋を用意しますよね。
このゴミ袋のサイズ、普段にちょうどいい大きさよりもかなり大きめの袋を準備するのです。
「こんなにゴミなんて出ないよ~」
そう思われるでしょう?
でも、この袋、いっぱいにしないと捨てる日にスカスカでは袋がもったいないなあ。
そんな風に感じてしまうのも、人間の心理なんですね。
ということは、がんばってこの袋も満タンにしなくてはいけない。
あれも、これも、要らないものは全部この中に入れてしまおう!
このような行動に移りたくなる魔法のゴミ袋が、この方法なのです。
普段の生ゴミなどは当然として捨てますね。
その他にクローゼットや食器棚に溜めていた小物や引き出しにもずっと使わないけど捨てられなかったモノ。
これらをゴミ出しの日ごとに決心をして処分していくのです。
何年も溜めていた書類や使わなくなったタオルやハンカチ類。
絶対に使わないなと感じたら、手放す方がモノにとっても幸せかもしれません。
どうしても捨てるのはもったいない、と思われる方は、不用品販売やどなたかにお譲りしてしまいましょう。
毎回、いっぱいになったゴミ袋を見ると、「手放し上手」になった自分に自信が持てるようになります。
ぜひ、この方法を試してみてモノへの執着をなくし、身軽な生活を手に入れましょう。
まとめ
このページでは、「断捨離」が苦手な方のために、3つの心がけでだんだんと手放し上手になる方法をご紹介しました。
「断捨離」については様々な方法がありますが、モノを処分する以前に、「手放す態度」について自らが理解していないことが原因でできないことが判明したのです。
モノへの執着や「もったいない」精神。
これらはとても大切な考え方である反面、古いものから新しいものへ移行する時には弊害になる無意識のうちの思考です。
モノを手放すときに罪悪感がどうしても消えない。
そんなときは、処分するモノに対して「ありがとう」と感謝の言葉を述べましょう。
大切に包んで「ありがとう」とメッセージを書くのも素晴らしいことですね。
処分する人自身が納得して手放せるようになれば、自然とおうちの中はすっきりしてきます。
急がなくても大丈夫。
だんだんと古いものがなくなって視界がスッキリしてくると、心まですっきりして日々の暮らしが楽しく感じられることでしょう。
この考え方をぜひ取り入れて、心身ともに健康な生活を手に入れてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!