何をしてもマイナスな感情でいっぱいのネガティブな人、周りにいませんか?男女問わず、ネガティブな性格との付き合いに悩んでいる人は多いのでは?このページでは、ネガティブな人の特徴や心理から、マイナス思考になってしまう原因と対処方法を公開します。
ネガティブな人の特徴とは
何事も否定的にとらえがち
ネガティブな人の発言は、否定的であることが多いですね。常にマイナス発言をしている人には負のイメージがつきまといます。
そんな人と会話していると、気づいたらこちらまで悪影響を及ぼして、空気がどんよりしてしまうものです。
否定的な発言には次のような言葉が特徴としてよく聞かれます。
・めんどくさいからやりたくない
・きっと失敗する
・疲れる
・しんどい
・どうせ私なんかできっこない
このように、周りの人の気分を下げてしまうような言葉を口に出してしまうのです。これらのマイナス言葉が周囲に暗い空気をもたらすということにも気づかないのが特徴です。
ネガティブな人の周りからは、人が離れてしまう現象が起こってしまうのも無理はないですね。
些細なことですぐに落ち込む
ネガティブな人はほんの些細なことでも落ち込みやすい傾向にあります。
例えば、他人と目線が合ったとします。その後、さっと目をそらされただけで、「もしかして、嫌われてるのかも…」なんて、マイナスにとらえてしまったりするのです。
「どうしてニコッとしてくれないんだろう」
「きっと私とはなしもしたくないんだ」
などと、悪い方に考えを巡らせていくので、どんどんと負のスパイラルに陥ってしまいます。
失敗したことをいつまでも忘れられない
落ち込みやすいだけではなく、失敗したことを長い間引きずってしまうのも、ネガティブな人の傾向です。例えば、仕事中に電話にでるとき、言い間違えて恥ずかしかったことや、学校の先生や職場の上司に向かって「お母さん!」と間違えて呼んでしまったりとか…小さな失敗というのは日常において数限りなく起きるものです。
普通なら流せる程度のことでもネガティブな人にとって失敗というのは大事件なのです。いつまでもくよくよとそのことばかりを思い出し、「なんて自分はダメなんだ…」と忘れられない傾向が強くあるようです。
失敗することばかりをイメージするのが得意
ネガティブな人にとって、未知の行動はまず「失敗すること」を思い浮かべます。これは、「失敗したくない」という心理が働くためです。
「自分にはどうせできっこない」という思い込みが強いため、興味があることを行動に移す前に無理だと決めつけて、制限をかけることが得意です。
「これをしたら、悪いことが起こる」と自ら悪循環に向かって行動しているようなものです。これは、失敗をしたときに「ほら!やっぱり失敗した」と言い訳を作っているようです
視野が狭く、自分の思い込みだけで物事を判断しがち
ネガティブな人は視野が狭く、物事には様々な捉え方や方法があるにも関わらず、自分だけの主観で物事を考えようとする傾向があります。
ネガティブな人は「石橋を叩いて渡る」ように物事に対して慎重に行動するので、すぐに諦めたり、挫折してしまうことが多いので、新しい経験や世界観が持てなくなってしまいます。
結果的に、見える世界が広がらないため、自分の考えだけに固執してしまうことになり、他者の意見を取り入れることや新しい考え方を取り入れることができなくなります。
ネガティブになってしまう原因
自分に自信がなく自己卑下してしまう
すぐに自己卑下をしてしまうのは、自分に自信がなく自分の存在意義や価値を感じることができない場合にみられる行動です。
「どうせ自分は何をやってもできない」「きっと失敗してしまう」などど最初から決めつけてしまうのは、成功体験に乏しいことや、失敗をくりかえしたことから自己肯定感が低くなり、自分に自信がもてないため、何事にもネガティブに捉えるようになってしまうのです。
結果的にネガティブな人は自らマイナスイメージを作ることで、うまくいかない現実を引き寄せて失敗し、「自分には無理だ」と思い込み、ついには自分自身の行動まで抑制してしまう悪循環を作ってしまうのです。
周囲から嫌われているのではないかと恐怖心をいだく
人は誰でも、嫌われたくはありません。しかし、すべての人から嫌われないようにしようとしても、それは不可能であることは理解できるものです。それでも、中には「周囲から嫌われているのではないか」「周りの人は自分の悪口を言っているのではないか」と必要以上に気に病むネガティブな人もいるようです。
ネガティブな人は自分に自信がないため、意識が周りの人の顔色ばかりに向き、嫌われてしまうことを極端に恐れることがあるのです。
打たれ弱く、周りの人からの言葉が自分へのダメ出しに感じてしまう
自分に自信がなく打たれ弱い人は、「こうしたらいいんじゃない?」程度のアドバイスでもダメ出しだと受け止め、傷ついてしまうことがあります。
それを言った側は、良かれと思って発したアドバイスであったとしても、受け取る側がネガティブであれば、深刻大なことと受け止め、重大な事件であるように感じてしまうのです。
自分よりも優れている人と比較して、優劣をつけて落ち込む
人は「あんな風になりたい」と理想を掲げてその目標に向かって努力していくものです。しかし、ネガティブな人は憧れる人物像などあっても、「どうせ自分はああはなれないから」とすぐに諦めたり、「どうして自分にはあの人と同じようにできないんだろう」と嫉妬心を持ち、他人と比べて劣っている自分のコンプレックスやできないことばかりに目を向けて落ち込んでしまうのです。
自分の理想と現実のギャップが大きく、自己嫌悪に陥る
ネガティブな人は一人よがりなプライドからできもしないことを思い描き、実現できないまま理想と現実のギャップに落ち込んでしまうことがあります。
自分の考えを優先するあまりに、物事には様々な可能性があることや他者からの意見も受け入れない傾向があるため、視野も広がることなく自己嫌悪に陥ったままであることが見受けられます。
ネガティブな人との上手な付き合い方
話を真剣に受け止めず、流す
ネガティブな人と過ごす時間が長くなると、その行動や考え方に徐々に影響を受けやすくなってしまいます。話を聞くことで、不愉快になったり暗い気持ちになるようなときは、あえて真剣にその人の話を受け止めることはやめましょう。
真剣に受け止めることをしていると、いつの間にか自分までネガティブ思考になってしまうことが起こるかもしれません。必要のないネガティブをまともに受け入れる必要は全くありません。
近い距離でネガティブな人を避けることができないときは、真剣に話を聞くことはせず、軽く流しましょう。ただ、ネガティブな人は、相手に受け止めてもらえないことを大事件だと感じる可能性があるため、適度に視線を合わせて聞いているふりをするのが得策です。
愚痴や悪口には適当に相槌を打って聞き流す
ネガティブな人の話題にはマイナス要素が多く、愚痴や悪口を聞かなければいけないことがあります。こういった話題は、ネガティブでない人には苦痛でしかありません。
こんなときは適度に距離をおき、聞き流すことが大切です。聞いていて不愉快な話題を真剣に受け止める必要はないですし、気持ちのいい話題のときには真剣に聞き、マイナス要素が多い時には適当に相槌を打って、長時間その話題が続かないような雰囲気づくりが効果的。
あくまでも、ネガティブな人がきづかないように流すことが大切です。
こちらからポジティブな話題に切り替えてみる
ネガティブな話題が続いたら、あえてこちらから明るい話題を振ってみましょう。相手が聞き入れてくれなくても、気にしないのがポジティブな人。ずっと不愉快な思いをするのでは時間がもったいないですね。ぜひ、ポジティブな話題で軌道修正してみましょう。
ネガティブな人も、明るい話題が嫌いなわけではありません。その人が好きなジャンルの話題に持ち込めば、楽しく会話も弾み、その人の心もポジティブになれるきっかけを作れるかもしれません。
こちらは普通だと思っていたことも、ネガティブ思考に固まってる人にとってはその意見が「え!そんな考え方知らなかった!」と喜ばれることもあるものです。
相手にイライラしても冷静に対応して、大人の付き合い方を心がける
ネガティブな人には不安感や心配事が多いため、いつの間にか周囲に悪影響を及ぼしていることがあります。否定的なものの見方や言い訳をすることが多いと、周囲の人はストレスが溜まり、その人を嫌ってしまうことから、ネガティブな人に対して見下したり、無視をしてしまうなどマイナス行動に繋がっていく可能性も。
しかし、そんな態度をとってしまっては、大人げないですね。ネガティブ発言に対しても軽く受け流すことができたら、大人の付き合いができてこちらも自己嫌悪に陥ることもありません。
ネガティブな人はポジティブに考えたときにいつもそのことに対して「失敗すること」を恐れています。小さな失敗はしても大丈夫なんだよ、と教えてあげることもポジティブな人ができることの一つかもしれないですね。
ネガティブに度が過ぎて耐えられないときは、無理せず距離をおく
ネガティブな人と付き合っていく中で「もうしんどいな…」と感じるときは、決して無理をして付き合うことはありません。
愚痴や悪口ばかり聞かされていてはこちらのメンタルも疲弊してしまいます。それほど不必要なネガティブは人の心を疲れさせてしまう力があります。
また、自分が良かれと思ってアドバイスしたことに対しても、批判的に返されようものなら、こちらの精神的ダメージも多かれ少なかれあるものです。
そんな時は決して無理をして一緒に過ごさなくてもいいのです。突き放すのではなく、一旦距離をおいて落ち着いてからまた会ってみる。
深く付き合うのが人間関係のすべてではありません。人それぞれの適度な距離の保ち方を理解してネガティブな人と上手に付き合っていきましょう。
まとめ
このページでは、ネガティブな人との上手な付き合い方をまとめました。
ネガティブな人の傾向としては、
・物事に対して否定的な捉え方をする
・嫉妬心から起こる愚痴や悪口が多い
・自分に自信がないので自己嫌悪に陥りやすい
・自分は周りから嫌われていると思い込む
・打たれ弱く、些細なことも大事件
こういったことがあげられました。身近にこういった人がいると、周囲はそれに合わせることに大変苦労をすることでしょう。
しかし、そのネガティブは真剣に受け止める必要など全く必要ないこともお伝えしてきました。突き放すのではなく、適当な相槌をすることでネガティブな人の話を「受け止めてますよ」と安心させることができて、それでいて軽く聞き流して自分の心にはネガティブをとどめない。この匙加減をうまく使いこなせるようになると、ネガティブな人が近づいてきても軽やかに受け流すことができるようになります。
人と人の関わりは切り離せるものではありません。近づいたり離れたりを繰り返しながら、ネガティブな人とも良好な関係を築いていけると人生が豊かになっていくでしょう。
以上、ネガティブな人との付き合い方をお伝えしました。参考にしていただけると嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!