口を開けば他人の批判ばかりする人。否定しかしない人。いつも悪口ばかり言っている人。あなたの周りにはそんな人、いませんか。ネガティブな内容ばかり耳にしているととても疲れますね。会話をしていると、その雰囲気に逆らえず、悪口に同調しなくてはいけないこともあり、乗ってしまった自分に罪悪感を感じる人もいるのではないでしょうか。悪口って決してその場の空気をよくするものではありませんね。
そこで、このページでは、悪口を言っている人の心理状態を検証してみます。
悪口って何故言いたくなるの?
嫌いな人の悪口を言ったらスッキリした、そんな経験はありませんか?
実は悪口を言うという行動は、やる気や快楽の元となるホルモン「ドーパミン」というホルモンが放出されます。この「ドーパミン」が出ると楽しい気分になります。その結果、悪口を言うことは基本的に楽しいことなのです。
楽しい気分になると、ストレス発散になりますね。
ストレスを発散したい、ということは心の状態が不自由で不安定であることが多いと考えられます。言いたい放題に悪口を言って、強気に見えるその人も、実際には心にストレスを抱えているということです。
悪口を言っている人の深層心理とは?
悪口を言いがちな人達の心の中はどうなっているのでしょう。ひとくちに「悪口を言う人」と言っても様々なタイプの人がいます。本人も気づかないまま、無意識のうちに悪口を言っていることもあるかもしれません。
わかりやすく、4つのタイプに分類してみました。あなたの近くのあの人は、どのタイプに当てはまりそうですか?
間違いは許さない!正義感強めのヒーロータイプ
「間違っていることは絶対許せない!」というのがこのタイプの人。マイルールがあり、それから外れていると
本来なら関係のない他人の言動まで許せないと感じています。
「こうあるべき」「これが当たり前だ」などと自分が決めたルールを持つ人は、自分に自信がなく、自分を心底認めることができなくて、無意識のうちに悩みを抱えてしまっているかもしれません。
自分の中に許すことのできない部分を他人の中に見つけると、否定してしまう。
人はそれぞれ考え方が違うのは普通なのですが、こういったタイプにはそれが理解できません。「自分の考えがすべて正しい」ルールのもと、それに反する人に対して、「それは違う!」と反論したくなってしまいます。
でも、直接言うことってなかなかできることではありません。それ故、悪口となって他人を批判してしまうのです。
実は劣等感を隠すのに必死!パッと見、辛口評論家タイプ
周りに評価されている人がいるとあら探しをして指摘したり、「たいしたことがない人だ」と酷評してしまう。他人が良い評価をされていることに嫉妬をして否定してしまうのがこのタイプ。
人と自分を比較することで劣等感を感じますが、その感覚を自ら認めることが悔しくてたまりません。本当はsの人に憧れがあって、自分もそうなりたいのに、プライドからそんな気持ちを認めることができないのです。
それ故、その人の酷評をすることで相手を下げて、自分の心のバランスを保っているのかもしれません。
自分に自信がないと、周りの人からの自分への評価が気になって仕方ありません。少しでも自分を良く見せるために、あえて上から目線で相手を評価することで、自分に自信が付いたような気持ちになれるのでしょう。
私を置いて行かないで!ひとりぼっちは耐えられない構ってちゃんタイプ
中には、「あの人ってさ、なんか○○じゃない?」「わかる!だよね~」そんな会話をきっかけに、親しくなりやすいということもあるかもしれません。
共通の話題を楽しんたり、趣味をもつと他人との距離を縮めやすいのと同じで、嫌いな人が共通していることも、同じくして仲良くなりやすい傾向にあるようです。
悪口で仲良くなるなんて、罪悪感を持ちながらも、自分たちだけの秘密をもっているような感覚になり、仲間意識が高まることもあるようです。心の奥底では、ひとりぼっちになるのが怖いのかもしれません。
本当は好きなのに言えない!素直に好意が伝えられないぶきっちょさんタイプ
身近な家族や友達に対して強気の発言でプレッシャーを与えてしまったり、思っていることと逆のことを言ってしまったり、そんな不器用な人がこのタイプ。
その本心には周囲への愛情があるにも関わらず、好きな人に対して素直に気持ちを表現できず、思いとは逆の態度をとってしまったり、周りの人を下げる言動をしてしまったりと、子どものような意地悪な態度で接してしまったりするのです。
まとめ
このページでは、悪口が言いたくてたまらない人の心理を考えました。
いつも誰かの批判や否定をして自己満足している人の、無意識の裏側を見つめてみると、その言動とは裏腹な心理がみえてくるかもしれません。
次回は、そういった悪口への対処法をお伝えしていきます。
最後までおよみいただき、ありがとうございました。